震度7を経験した私が見た、災害後のペット預け先確保の現実
震度7を経験した私が見た、災害後のペット預け先確保の現実
2024年1月1日、石川県輪島市。震度7の地震が私を襲いました。「令和6年能登半島地震」
自宅は完全倒壊。道路は寸断され、ライフラインは全て途絶えました。
全てが映画の世界のようでした。ただ、家族全員の無事が確認でき、再会できた時は本当に感謝しかありませんでした。
しかし、そこで私が目の当たりにしたのは、ペットと暮らす人々が直面する、想像を絶する困難でした。
避難所は「ペット同伴お断り」、真冬の車中泊という現実
避難所に向かった飼い主たちは、「ペット同伴は受け入れられません」と断られました。
真冬の寒さの中、飼い主たちは車中泊を余儀なくされました。
食べ物も暖も取れない。ペットは置き去りにされる。
これが、災害時のペット同行避難の現実でした。
環境省の「人とペットの災害対策ガイドライン」では、ペットとの同行避難が原則とされています。
しかし、実際の避難所では、受け入れ拒否が多発しているのです。
ペットレスキューが来るまで2〜3日、ただ待つしかない
ペットレスキューの方が来てくれた時の嬉しさは、半端なく感謝でした。
ペットシーツ、ご飯など持参で回ってくれる。
閉じ込められたわんこなどのレスキュー。
怖くて逃げ出したわんこや猫ちゃんの捜索。
しかし、ペットレスキューが現地入りするまで、2〜3日かかりました。
その間、飼い主はただ待つしかありませんでした。
道路が寸断されているため、移動することはできません。
支援物資(ペットフード、ペットシーツ)は届いても、ペットと過ごせる場所はない。
人間が最優先のため、ペットの対応は後回しにされる。
これが、災害時の現実なのです。
「私は大丈夫」という楽観視が、最も危険
「まさか自分が被災するとは思わなかった」
「避難所がペットを受け入れてくれると思っていた」
「災害が起きても、ペットホテルに移動できると思っていた」
私は、多くの飼い主がこう語る姿を見てきました。
しかし、災害時は移動できません。避難所はペットを受け入れません。ペットレスキューが来るまで2〜3日かかります。
「私は大丈夫」という正常性バイアスが、最も危険なのです。
私自身、阪神淡路大震災を経験していました。当時はペットを飼っていませんでしたが、この経験が災害の恐ろしさを知るきっかけとなりました。
そして、能登半島地震で、再び同じ光景を目の当たりにしたのです。
災害後の復興時、ペットを預けざるを得ない現実
災害発生直後は、道路が寸断されているため、移動することはできません。
その場でペットと共に生き延びるしかないのです。
しかし、復興時には、仕事や生活再建のために、ペットを預けざるを得ない方が多くいます。
私は、多くの飼い主が「常日頃から預け先を探しておけば…」と後悔する姿を見てきました。
「まさか自分が被災するとは思わなかった」
「災害後、こんなに長期間ペットを預けることになるとは思わなかった」
「その時になって慌てて探しても、信頼できる施設は見つからなかった」
常日頃から安心できる第2のお家を探しておくことの重要性
災害後の復興時に備えて、常日頃から信頼できる預け先を探しておく、安心できる第2のお家を確保しておくことは、飼い主として必ずすべきことです。
その時になって慌てて探しても、信頼できる施設は見つかりません。
ペットを守るためには、平時からの準備が不可欠なのです。
初めてペットを預ける時、飼い主さんが一番不安に思う5つのことでも解説していますが、信頼できる預け先を見つけるには、事前の見学や相談が欠かせません。
全国でも同じことが起きている
2018年西日本豪雨時、広島県内の避難所でもペット受け入れが制限されました。
災害発生から24時間以内に、主要道路が通行止めになるケースが多発しました。
車中泊を余儀なくされた飼い主が多数発生しました。
これは、能登半島地震だけの話ではありません。
あなたも、いつ同じ状況に直面するかわかりません。
「もし今、ここで大きな揺れが起きたら。あなたの愛犬は今夜、どこで寝ることになりますか?」
専門家も警鐘を鳴らす
獣医師の見解
「災害時、ペットは極度のストレス状態になり、普段と違う行動を取ります。真冬の車中泊は、ペットの健康に深刻な影響を及ぼします」
防災専門家の見解
「『私は大丈夫』という正常性バイアスが、最も危険です。災害発生直後は道路が寸断されるため、移動できない前提で準備すべきです。復興時に備えて、常日頃から信頼できる預け先を確保しておくことが、ペットを守る方法です」
ペットレスキュー団体の見解
「現地入りまで2〜3日かかります。支援物資は届いても、ペットと過ごせる場所はありません。閉じ込められたペットの救助、逃げ出したペットの捜索に時間がかかります」
ペットホテルとペットシッター、どちらを選ぶべきか
災害後の復興時に備えて、預け先を探す際、どちらを選ぶ?ペットホテルとペットシッターの違いは?を参考にしてください。
それぞれのメリット・デメリットを理解し、あなたの愛犬に最適な預け先を選ぶことが重要です。
また、「また、あの時みたいにストレスを感じさせてしまうんじゃないか…」という不安を抱える飼い主さんも多いでしょう。
信頼できる預け先を見つけることで、この不安を解消できます。
「孤立」は、災害時に最大の弱点となる
「大丈夫」なんて、どこにもありませんでした。
震度7の衝撃は、私たちの日常を一瞬で奪い去ります。一人で抱え込み、一人で守ろうとするには、災害はあまりにも残酷です。 私たちは一人では生き延びられません。でも、励まし合い、手を差し出し合える「絆」があれば、絶望の中でも前を向けます。
人生はいつ何時何が起きるかわからない。
愛犬を守るための準備とは、単に備蓄をすることではありません。 いざという時、愛犬を託せる「第2の家族」を平時のうちに見つけておくこと。その「つながり」こそが、ペットの命綱になるのです。
後悔しない選択を、今すぐしてください
私は能登半島地震の現場で、「常日頃から預け先を探しておけば…」と後悔する飼い主を何人も見てきました。
災害発生直後は、道路が寸断されているため、移動することはできません。その場でペットと共に生き延びるしかないのです。
しかし、復興時には、仕事や生活再建のために、ペットを預けざるを得ない方が多くいます。
その時のために、常日頃から信頼できる預け先を探しておく、安心できる第2のお家を確保しておくことは、飼い主として必ずすべきことです。
「まさか」は必ず起きます。そして、その時になって慌てて探しても、信頼できる施設は見つかりません。
全国の災害時ペット預かり対応施設を確認し、事前に連絡を取り、信頼できる預け先を確保してください。
環境省「人とペットの災害対策ガイドライン」も参考にしてください。
後悔しない選択を、今すぐしてください。
よくあるご質問
災害時のペット預かりについて、よくあるご質問をご覧ください。
また、ご不明な点がございましたら、お問い合わせからお気軽にご連絡ください。
【この記事を書いた人 ピースワン.com 代表 渡邉まさみ】
阪神淡路大震災を経験し、2024年1月1日、実家である輪島市が能登半島地震で震度7の揺れに襲われ、自宅が完全倒壊。
道路は寸断され、ライフラインは全て途絶え、避難所はペット同伴を拒否し、飼い主は真冬の車中泊を余儀なくされる現場を目の当たりにしました。
この経験から、常日頃から信頼できる預け先を確保しておくことの重要性を伝えています。

私たちを救ってくれた「希望」を支援したい
私自身が震度7を経験し、絶望の中にいたとき。最も不安だったのは、家族であるペットたちの行き場でした。
そんな被災地のペットたちを救うために活動されているのが
です。現場のリアルな声に応え、一匹でも多くの命を救おうとする彼らの活動は、まさに飼い主たちの希望そのものです。
もし、この記事を読んで何かを感じていただけたなら、ぜひ彼らの活動を知ってください。そして、可能であれば温かいご支援をお願いできれば幸いです。
▶ 被災地のペットを救え!「チームうーにゃん」の活動詳細はこちら
▶ 「チームうーにゃん」の活動ページ
https://team-u-nyan.amebaownd.com
